医療系 第5回 「手術看護師時代の話①」
手術室看護師として5年間やりました。
あまり詳しくは語れませんが、
救急病院ということもありほぼすべてのオペにつくことができるようになりました。
・新人
まず初めに覚えたのは点滴ルートの作成と気管挿管介助だったのは、今でも覚えています。
一般病棟で覚えないことを覚えるのはスペシャリスト感があって凄いと当時思いました。
急変時にも使えるをスキルをたくさん覚えました。
今でも大変助けられています。
・2、3年目
ひたすらオペにつきながら、知識と技術を高めていました。
オペの内容も高度になるため、毎日が勝負でした。
先輩について院内の係の仕事をこなし、オペ室の一員なんだと自覚できた頃でした。
当直業務は緊急性のあるオペには一通りつけられなければならないため、
当直につけるようになったときは、とても嬉しかったです。
Q&A
Q.なんで手術室看護師だったの?
A.先のブログにもあるように、チームバチスタⅡから看護師になることを目指したため、
当時は急性期に従事したと強く思っていました。
入職時に配属部署希望を提出しますが、
私は
①手術室
②ICU
③HCU
の順番で希望しました。
後になって聞いた話ですが、手術室は看護師の入れ替わりが激しく、
希望に書いた瞬間に手術室配属になっていたそうです(笑)
第一希望だったので、私はよかったですが(笑)。
Q.気管挿管とは?その介助?
手術中に患者は全身麻酔であれば、麻酔薬で鎮静されて呼吸が止まるため、
呼吸が人工呼吸(自分以外の呼吸の総称:口to口だけでなく)に依存します。
麻酔医師は肺に直接酸素化された空気を送るために気管に気管チューブを留置します。
気管挿管中に麻酔医師は目が離せないため、挿管物品を渡すのが、挿管介助です。
渡す順番、挿管中の歯牙欠損の有無の確認、挿管中のバイタル観察などは看護師の仕事です。
麻酔薬や挿管手技によって脈拍が遅くになったり、早くなったりはよくあります。
Q.他にはどんなことをするの?
A.病院によって業務内容は大幅に変わります。
業務の幅についてCEの回でお話しますが、看護師当時の状況で話すと、
・手術前
手術部屋準備、手術使用物品準備、薬剤準備、点滴準備、圧モニタリング準備
・手術中
挿管介助、体位固定、患者バイタル観察、身体有害事象有無(褥瘡、点滴もれ、熱傷など)、ガーゼカウント、物品出し、薬剤準備、手術中直接介助
・手術後
申し送り、薬剤コスト、部屋掃除、器械の片付け
具体的な内容をもっと知りたい方はこちらも!
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手術室看護師関連の書籍を紹介しておきます。