医療系 第4回 「有効求人倍率と求人の話」
昨今はコロナ禍ではありますが、依然として世の中は人で不足の状況と言われております。
厚生労働省が発表しているデータでは
有効求人倍率「1.63」
この数字はどういう意味か分かりますか?
これは100人の求職者に対して、163人分の仕事がある状態です。
圧倒的に人よりも仕事の方が多い状態です。
仕事を選ばなければ、完全雇用の世の中です。
各分野で倍率は異なりますが、事務仕事以外は軒並み1.0を超えています。
医療職はどうでしょうか?
職種 |
有効求人倍率 |
医師、歯科医師、獣医師、薬剤師 |
3.77 |
2.07 |
|
医療技術者(理学、作業、CEなど) |
2.95 |
介護サービス職業(施設介護、訪問介護員) |
3.94 |
医療職は圧倒的に足りていません。
各職種で細かく見ていくとさらに現状が分かります。
看護師の有効求人倍率は2.31倍
6倍はどういう医療状況なのか想像を絶します。
こうした状況から、看護師の就活はないに等しいのが現状で、
都内の大学病院など人気病院に固執しなければ就職は100%可能です。
私も就活はほとんどせず、実習病院にお守り気分で試験を受けて何事もなく受かりました。
就職試験はクレペリン検査などの性格検査や国家試験過去問、ナラティブと呼ばれる作文や小論文があり、面接でのウェイトが大きいのが特徴です。
よっぽど面接でヒドイ結果でなければ受かります。
参考資料
厚生労働省 一般職業紹介状況 令和1年
https://www.mhlw.go.jp/stf/houdou/0000212893_00017.html
看護師は常に人手不足?データから読み解くナースの求人状況 (libraryplus.jp)