医療系 第3回 「看護師養成校の話」
私が入学した専門学校は、1学年3クラスの30人クラスです。
入学前から分かっていたこととはいえ、周りは女性ばかりで、男性は各クラスに3人ずつしかいませんでした。
臨床の病院では、1病棟に1人は男性看護師を見かけるようになったので、各クラスに1人か2人はいると思います。
圧倒的にマイノリティなのは今も昔も変わりません。
・1年生
1年生は座学と学内実習がメインです。
座学内容は一般教養科目(英語、外国語、保健体育、哲学、人文学、行動科学など) と、
専門科目(基礎看護学、老年看護学、成人看護学、医療概論、微生物学、解剖学など)
学内実習は(環境整備、清拭、寝衣交換、食事介助など)
院内実習はすこしありますが、日数は多くありません。
・2年生
2年生は座学と院内実習がメインになります。
座学内容は上記に引き続きでありますが、院内実習の割合が増えていきます。
老年、成人、小児、新生児、産科、在宅など各クール3~4週間あるため、たいへん辛いです。
最近は臨床でも学生に対して教育に協力していく姿勢が見えているところも多くなりました。
昔は、朝カンファレンスで挨拶しても無視をされたり、実習中に放置されたりはざらにありました。
帰校日があったので、その日はクラスの同級生と情報交換をしてストレスを発散していました。
・3年生
3年生は院内実習と卒論、国家試験対策、就活です。
4月から夏まで毎日実習です。そして帰校日は卒論作りに終わります。
今思えば充実していたといえますが、やってる本人はしんどい毎日でした。
専門学校は3年しかないため、詰め込まれます。
4年制のカリキュラムの場合はもっと余裕があると思います。
夏以降はほとんどが国家試験対策です。
国家試験は必修問題と各分野問題、状況設定問題に大きく分類されます。
必修問題
→基本的な問題が出題されますが、
8割得点できないと、問答無用で不合格です。
各分野問題
→主に知識を問う問題です。
状況設定問題
臨床に起きるさまざまな状況に合わせた問題が出題されます。
そのような状況で何が必要と考えられるか、どんな行動が最適かなどを答えます。
対策としては国家試験の過去問3年分を3回ずつやれば、合格県内にはいけると思いますが、必修問題は自分の得点率に応じて、回数を増やしてもいいと思います。
おススメの過去問を載せておくので、参考にしてください。